Cross EA Systemの詳細
Cross EA Systemは両建て(クロスオーダー)を利用したナンピンシステムのEAです。
また、後述している【運用リスクを軽減する具体的な方法 ※必ずご確認ください】
も必ずご確認ください。
ユーザー様の資金を守る為の具体的な方法が記載してありますので、
稼働前に必ずご確認お願い致します。
Cross EA systemのロジック仕様
EAを起動すると同時にまず「買い」と「売り」の両方のポジションを同じロットでエントリーします。
どちらかの方向に一定pips(およそ30pips)動き利益が出たらそのポジションを利確します。
次に含み損の方のポジションを倍のロット数でナンピンでエントリーします。
その後は保有ポジションが利確ポイントに到達したら全てのポジションを決済します。
全ポジション決済後はスタートに戻り「買い」「売り」のポジションを持ちます。
もし仮にさらにマイナスの方向へ一定pips動いたら、もう一度倍のロットでエントリーという流れになります。
【 具体的なポジションの流れ 】
- 起動と同時に「買い」と「売り」の両方のポジションを同じロットでエントリー
- どちらかの方向に一定pips(およそ30pips)動き利益が出たらそのポジションを利確
- →②と同時に、含み損の方のポジションを倍のロット数でナンピンエントリー
- ナンピンポジションが利確まで達しましたら全てのポジションを決済
- 利確まで行かずにさらに相場が一定pips数逆行した場合は倍のロットでナンピンエントリー
- 利確まで行った場合は全ポジションが全て利確されます
- ↓ ①に戻って繰り返し
- ①→再度最小ロット(自身で設定可能)で「買い」と「売り」の両方のポジションを同じロットエントリー
という形で繰り返し利益を確定していきます。
もし大きくポジションを持ってしまった場合では、
浅い利益でもプラスになれば利確を行い全ポジションの解消を行います。
※初期エントリーに関しましては、スプレッドの関係でロングとショートのエントリーポイントには必然とズレが生じますのでご了承ください。
【 各口座における最大のポジション数 】
- スタンダート口座→最大で14個までMAX可能
- マイクロ口座(10分の1運用)→最大で10個までMAX可能
- マイクロ口座(100分の1運用)→最大で14個までMAX可能
一見危険そうなロジックではありますが、
この手法は”GOLD通貨”であれば強力に相性が良いロジックであります。
GOLDはボラが高く一定のレンジ相場をいったりきたりを繰り返す特徴はまさにこのロジックで
利益を上げるのに適しています。
数々のEAがある中、毎日利益が発生するタイプは当然リスクも存在します。
ですが投資である以上はリスクを負わなくてはリターンは得られませんm(_ _)m
その中でも、「適正なリスクを取りながらも毎日充分な利益を得る」という事を実現したのが
このEAだと考えております。
【 運用リスクを軽減する具体的な方法 ※必ずご確認ください 】
まず、大きくリスク軽減ができる方法は主に2つあります。
- 1つ目はポジションの数をコントロールしてMAXまでナンピンエントリーを行わないように制限する方法。
- 2つ目はナンピンの幅を広げて、強い一方向へのトレンド発生時に闇雲にエントリーを行わないようにコントロールする方法。
※これらの方法は2021/11月にアップデートしたバージョンを希望された方、もしくはアップデート後に申し込みされた場合にのみ実装されている機能になります。
まず第一にナンピンタイプのEAはほぼ確実に利益が出ますし非常に高い勝率になります。
ただし運用時の一番のリスクは
「ポジションが多くなり含み損が広がるところ」が第一に挙げられると思います。
それを解決できる対処法の1つ目としましてはポジション数のコントロールになります。
①ポジション数のコントロール設定
MAXで持つポジション数を設定項目から任意の数値に設定する新しい機能を追加させて頂きました。
設定項目名は、
買いポジションは「Max_position_buy」
売りポジションは「Max_position_sell」
暴騰(暴落)時など一方向に大きなトレンドが発生した場合など、
これ以上ポジションを持ってほしくないケースでは、システムの稼働中でもこちらを変更することによって現在のポジション数より少ない数値もしくは同等の数値に設定変更をして頂ければエントリーをさせないようにする事が可能です。
大きくリスク軽減が可能になりますので、
必ずこちらの数値を設定しておくことを推奨致します。
※ただし、あまりにポジション数値が少な過ぎると含み損の期間も増え、
本来であれば利確できていた場面でも利確できないという事態が多く発生しますので適度な数値を推奨致します。
②エントリー幅のコントロール「Distance_up」にてリスク回避する方法
後ほど各パラメータ設定に関しましては詳しく解説しておりますが、
「Distance_up」の項目ではナンピン時の幅のpips数を変更可能です。
参考までに以下のケースが考えられます。
これらのケース時になどに非常に有効なリスク軽減方法となります。
- これ以上ポジションを持つのは証拠金的に危ない場合
- 大きく相場が一方向に動いている場合
- もしくはポジション数が増えてきてナンピン幅を一時的に広く設定しておきたい場合
- あらかじめ決めていたナンピン数(例えば0.01〜0.1までポジションを持ったらトレンドが大きいと判断してこれ以上エントリーしない等)に到達した場合
(例)GOLDの場合「2000」に変更した場合
⇨「200pips」以上逆行しなければ次のエントリーは行われなくすることが可能。
こちらのパラメータ項目の数値を任意の大きな数値に変更して頂ければ、
その数値(pips数)の間隔まで次のポジションを持たないようにする事ができます。
その後は相場がある程度戻ってきた場合や、
利確までいけた場合は元の数値に戻して頂いて大丈夫です。
このコントロールが可能になったことで、EAの破綻リスクを大きく減らすことができます。
沢山ポジションを持って含み損が気になる場合などはまずはこの設定値を変更し、
相場の勢いがなくなるまでエントリーの回避を推奨します。
また「通常版のCross EA system」は、
収益が非常に高い代わりに、ロットは倍々でエントリーしていきますので含み損が大きくなるケースが来る確率は高いです。
あらかじめナンピン○個までポジションを持ったらトレンドが強く出てると判断し、
一度エントリーしないようにこの設定の数値を変更することによっても大きく破綻リスクは減らせます。
また、こちらの方法だけでは寝てる間などには対応ができませんので、
1つ目の「ポジション数のコントロール方法」も併せてご活用頂ければと思います。
【 その他のリスク軽減方法 】
仮に少ない資金で運用する場合のリスク軽減方法はいくつかありますのでご紹介します。
1. 動きの激しい夜の時間帯(ニューヨーク時間)は稼働を止める。
値動きの激しい夜の時間を止めるのは非常に有効です。
その分だけ利益も減ってはしまいますが、目先の利益よりも長い目で運用していく事が大切です。
2. 毎月第一金曜に行われる”雇用統計”やFOMC等の大きい指標発表時は稼働を止める。
※雇用統計前日の木曜日の夜の時間も稼働停止を推奨します。
こちらは真っ先に思いつく方法だとは思いますが、
他のEAと同様やはり止めた方がリスク回避にはなりますので推奨しております。
ここ数ヶ月では前日の木曜の夜も大口のポジション整理が入り、
大きく一方向に動くパターンが多く見られています。
そのままポジションを消化できない状態で雇用統計に突入するという一番危険な状況が続いておりますので稼働停止を強く推奨しております。
3. マイクロ口座を利用して10分の1、100分の1のロット数で運用する。
ご自身の資金に不安がある方はこの方法をおすすめしています。
利益も10分の1、100分の1にはなってしまいますが、
それでも充分な利益は出ますのでぜひ活用して頂ければと思います。
また複数稼働が可能ですので、マイクロ口座で2つ〜3つ運用することによって
リスクを軽減しつつも利益を確保できる方法となっております。
現在1年10ヶ月以上実績を上げ続け、沢山のユーザーさん達にご使用頂いている
この自動売買システム(EA)を皆さんにも是非活用して頂ければと思います。
必ず皆さんにとって重要な”第二の収入源”になると思います。
各種パラメータの設定
パラメータの設定は必ず熟読し理解されてからの運用をお願い致します。
相場が戻しがなく大きく一方向に動いた場合でも、
①ポジション数のコントロール
②ナンピン幅のコントロール
上記の機能を利用することによってリスク回避が可能になります。
・Account_balance
当EAでは両建てナンピンを主に主軸とした戦略のEAにはなりますが、
念のためご自身の判断で損切りの設定をすることも可能です。
こちらの項目にご自身の運用資金額を入力して頂き、次項目の「StopLoss_percent」にて
その運用資金に対して何%で損切りを行うかを決めることができます。
・StopLoss_percent
前項目である「Account_balance」にて入力した金額に対して何%で損切りを行うか入力してください。
デフォルトでは100万円に対して100%と入力してあるので損切りは100万になります。
(例)仮に資金100万で損切りを50万にする場合は「100万の50%」になるのでこちらに50と入力してください。
損切りを設定しない方は「Account_balance」になるべく大きな数字をご入力いただき、
こちらの項目には「100」と入力してください。
「Account_balance」に入力した金額が損切りの金額になりますので、
ご自身の資金より大きい金額にしておくことによって途中での損切りを回避することができます。
※但しあくまでも証券会社のルールであるロスカットの%を下回れば当然ロスカットは行われてしまいます。
・Lots_first(デフォルトのまま)
はじめにエントリーする際のロットになります。
スタンダード口座の方は0.01スタート、マイクロ口座の方は0,1スタートになっていると思いますが、
ここはこのデフォルトの最小数値のままで問題ありません。
・「Max_position_buy」、「Max_position_sell」
買いと売りの最大ポジション数を設定することが可能です。
デフォルトではMAXではなくナンピンするポジションを8つまで持つ数値(2022.5.12以降)になっていますので、
ご自身の資金に合わせ数値をMAXよりは低い数値に変更しておくことを推奨しています。
リスク軽減に大きく貢献しますので必ずこちらの設定はご理解した上で運用して頂ければと思います。
・Magic1
それぞれの注文を識別するためのナンバーです。
もし一つのMT4で一つのEAだけ運用するだけであればこのままで問題はありません。
例えば一つのMT4にて複数のEAを稼働する場合は注文の識別が必要になりますので、
必ず一つ一つこちらのナンバーを被らないように任意の数字に変更してください。
※ここから以降の設定項目は新しく2021/11月アップデート及びCross EA system 2.0をリリース後になります。
ナンピン幅設定内にある↓
・Distance_up(デフォルトのままでもOK)
第2ポジションと第3ポジション以降のナンピン間隔(pips)を設定できます。
例えばこちらのDistance_upを100(10pips)(※1)に設定した場合は、
第1ポジションと第2ポジションの間隔 → 30
第2ポジションと第3ポジションの間隔 →40
第3ポジションと第4ポジションの間隔 →50
上記のように設定した数値で間隔が追加されていきます。
(※1) GOLDは他通貨と単位が異なるので0が一つ多くなります。
(※2) もし「0」にした場合は最初のデフォルトであるナンピン間隔「30pips間隔」でナンピンしていきます(従来のCross EA systemではこの仕様になっております)。
(例)Distance_upを0にし、途中第4ポジションを保有中にDistance_upを100(=10pips)に変更した場合
第1ポジションと第2ポジションの間隔 → 30
第2ポジションと第3ポジションの間隔 →30
第3ポジションと第4ポジションの間隔 →30
※ここで途中でDistance_upを100(=10pips)に変更した場合→次のポジション間隔は40pipsに変更され、以降10pipsずつ追加されていきます。
第4ポジションと第5ポジションの間隔 →40
第5ポジションと第6ポジションの間隔 →50
設定数値の途中での変更も反映されますので、
もし相場が戻しがないまま一方向に動いた際にはこちらの数値を大きくして、
無闇にナンピンエントリーを行わないようにコントロールすることが可能です。
・Yearend_setting
年末年始において取引を行わないように自動で停止する機能になります。
「True」にした場合は12月18日〜1月5日までは取引を行いません。
「false」を選択した場合は通常通り稼働します。
【Cross EA Systemの停止方法】
MT4の上部にある「自動売買ボタン」を押すことによってEAを停止することができます。
↓EAが起動している状態
↓EAが停止している状態
停止をする場合には、最初にEAを停止してから全てのポジションを手動で決済するようにお願いします。
最初に停止をしない場合、全ポジション決済後にまたポジションをすぐに持ってしまいます。
免責事項
・当システムは将来の収益を保証するものではございません。運用に関しましては必ずご自身での判断でお願い致します。
・当システムを使用して起こったいかなる損害や損失に関しましても、全て自己責任でお願い致します。